サハラノコト

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手帳時間のメリット5選

手帳/バレットジャーナルを使い始めて3ヶ月近く経ちました。最初は新鮮な気持ちで書いていたのですが、だんだんマンネリ化してしまい3月の手帳はずいぶん薄い内容になってしまいました。すると手帳時間が減るのと一緒にメンタルも下降気味。これはいけない!!!と取り組んだ対応策とその過程で気がついた手帳のメリット5選を紹介します。こんな方におすすめの記事です。

  • 手帳を続けられないorマンネリ気味の方
  • 自分に自信がない方
  • やりたいことがわからなくなったとき

ちょっとだけでも自分を肯定できる瞬間が増えるといいなあと思っています。

 

手帳を続けられない原因

手帳時間が減った原因は大きく分けて3つ考えられます。

  • 今日は書くことないなあと開かない日が増えた
  • 気持ちが沈むような記事に影響されてメンタルが崩れた
  • 下降メンタルで見るネガティブな情報によりスマホで「おすすめ」を見て更に悪循環に陥った

「予定・タスクがない」=「書くことがない」=「手帳を開かない」

後で何をやるか決めたら書こうかなーとか曖昧にしていると、「後で」なんてタイミングはやってこない日の方が多かったのです。「何か」がないと手帳を開かないという図式は良くないのかもしれないと考えました。

また、気持ちが揺さぶられるような記事から受ける影響でメンタルが大荒れ。あまりにもメンタルが荒れる日が続くと体調にも影響が出ることもありました。春の寒暖の差というのも影響していたかもしれません。いろんな原因が絡みあった、まさに負のループ。…抜け出さなくては。

私の手帳ルール

そこで3つ決めごとをしました。

  1. 「何か」なくてもとりあえず手帳を開いてみる
  2. タスク(やらなくちゃいけないこと・やりたいと考えていること)は無理に書かなくてもOKと決める
  3. 考えたことをなんでもいいから書いてみる

マイルールを意識して少しずつ手帳を開く時間を増やしてみたところ、なんと悪循環からの脱出成功!!

メンタルを持ち直してから気がついたのは「コトだけに意識を向けない」「自分の心に耳を傾けること」が大事だなあということ。

続いて、心の変化を記録しておきます。

手帳時間のメリット5選

1.心が落ち着く

モヤモヤとした気持ちを誰かに話すと心が軽くなる経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。聞いてくれる存在・時間はとても大事ですよね。

でも相手が「人」の場合、ちょっとした問題が生じることもあります。内容によって言えない部分があったり、ひどい言葉にならないように表現を選んだりと気を遣う場面もありませんか?

いつも100%で話せる人もいるのかもしれないけれど、私には難しいときもあります。聞いてほしいのに気がついたら相手の愚痴を聞いていたなんてことも、しばしば。それに、時期によっては誰かと共有するのがしんどいなんてときもあるでしょう。

でも「手帳」にはなんにも気を遣わなくても大丈夫です。殴り書きになってしまう日があっても罪悪感をもつ必要はないし、見返したりできないページがあってもOK。自分しか見ないのだから「良い」も「悪い」も意識しないで思ったままを書いていきます。瞑想(マインドフルネス)の本に書かれていた「そのまま感じる」というのに通じる部分があるのかもしれません。そうやって続けていくとモヤモヤとした不安の輪郭が見えてきて、形が見えてくると不思議と心も穏やかになっていることが多かったように思います。

最初は余裕がないから手帳なんて書けないと思っていたけれど、逆に手帳を書いていないからて余裕がなくなっていたみたいです。いろんな気持ちが心の中で淀んで不透明になってしまう前に、ふわりと身軽になっておきたいなあ。

書き方

この作業には手帳のDailyページ(日々のページ)を使っていました。ひとつのことについて1ページをいっぱいに使うこともあれば、メモ程度の日もあります。範囲を決めず、ペンが進んだところまで書いていきます。

ノートはツバメノートを使っているのですが、ペンがなめらかに走るし、色も生成りっぽくて落ち着きます。実は、最初から日付欄が組み込まれた日記帳や上質で厚みのある真っ白な紙のものだと「ここまで書かなくちゃ!」とか「キレイに書かなくちゃ!」と何故かプレッシャーを感じてしまいます…。そんな中、ツバメノートは私が重視する紙の質感で価格も1冊200円台なので気負わずに使うことができてがすごく気に入っています。

2.思考が整う

目の前のやらなくちゃいけないことと急ぎじゃないけどやってみたいこと。

ほしいものと今月の予算。

不安と楽しみ。

読みかけの本の続きや窓から見えるかわいいお散歩わんちゃん。

仕事をしていないくても考えることや決めなくちゃいけないことは案外たくさんあります。取り止めのないようなことも含めて一気に考えすぎると、頭の中で渦巻いては大切なことも巻き込んで消えていく(私だけかもしれませんが)。せっかく考えたことでも一旦消えてしまうと思い出す作業にエネルギーをしまうことが多かったです。でもそれってなんだかもったいない。そんなとき、必要なものを拾い上げて記憶に留めておくのに手帳が役立ちました。

すぐに決められないことや複雑に見えていることでも順番に書き出してみると、あれ、こんなもんかと意外とあっさり解決したりすることもあるのは嬉しい発見でした。それに書いておくことで「忘れないようにしなくちゃ!!」というプレッシャーからも解放されます。単純なことですが歩く時は身軽な方がいいですよね。

また、今すぐ変えられないことであってもその事実に気がつくか気がつかないかで心の持ちようは全く違ってきます。漠然とした不安から逃げるのではなくて、道標をつけておくことは思考の整理にとても役立つみたいです。

書き方

この作業にもDailyページ(日々のページ)を使っています。

3.記憶の引き出しの「鍵」になる

ウェブニュースや料理のレシピなんかを見ていると後で読み返したり、覚えておきたいようなことが出てきます。そんなとき、以前はブラウザを開きっぱなしにしてすぐに見返せるようにしていました。けれど時間が経つと興味が薄れてしまうことも多く、放っておくとスマホのタブを50近く開いているのに気づいてびっくり。改善するためにスマホアプリに気になった言葉やURLをメモすることもあったけど、結局見直す頻度は増えませんでした。

せっかく興味が湧いたのに知らないうちに忘れてしまうのはなんだかもったいないと思い、手帳の後ろの方に『気になることリスト』を作ってみることに。これが結構しっくりきました。人の名前とかキーワードを書いておけば、なんとなくどんなコンテンツだったか思い出す鍵になって記憶を引き出しやすくなりました。全て思い出すわけではなくとも、毎度最初からウンウン唸って考え直すよりはずっと気持ちが楽です。パラパラとページをめくったときに目に入る機会ができるので、それもプラスに働いているのだと思います。

4.やるべきことを意識できる

Weeklyページ(週間ページ)は予定やタスクをチェックするために使っていたのですがスペースがスカスカ。仕事も予定もないのだから当然と言えば当然。最近、DIYや不用品販売なんかを始めてみましたが、タスクが終わらない日が続くと落ち込むようになってしまいました。

そこで思い切ってフォーマットを変更。手帳が素敵すぎるアカウントねこねこさん(@88necoco)の書き方を参考にバーチカル方式にしてみました。そしてタスクの他にヨガやランチ、読書など「何に時間を使ったか」も追加してみました。

単純に書くことが増えると自然とページが埋まるので小さな達成感が湧いてきます。すると不思議なことにタスクもスムーズに終わるように。流れができてくると無理のない範囲内ですができることが増えてきました。

 

▼参考にした書き方(上手すぎて、これは思わず開きたくなる手帳ですね)

 
 
 
 
 
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5.時を刻む感覚を掴める

Weeklyページ(週間ページ)に「何に時間を使ったか」を書くようにすると自然と1日の時間の流れも意識するようになります。漠然とタスクだけを書いていた時よりも時間配分や効率も考えるようになってきました。そうすると作業への集中力も上がります。(スマホを見てだらけてしまうこともありますが…そういうときもある程度は良しとします)

そして1週間分の時間の使い方を眺めると、「この日はがんばったなー」「面倒だと思ってたけどちょっとでもやっておいてよかった」なんて自分を認めてあげるような気持ちになれたり、「もうすぐ週末だ!」と仕事のない1週間の中でも時間の流れを掴むことができるようになりました。毎週日曜日には1週間分の振り返りと翌週はどんなことを意識して過ごそうかと考える時間をとったのもよかったと思います。

昔からタイムマネジメントが苦手だったのですが、今、ようやくその足がかりを掴めたような感覚ですw当たり前にできる方がずっと羨ましかった…!流れを視覚的に見えるようにすると良い、と学べました。

最後に

手帳を続けるためには、”やることができたら書こう”じゃなくて最初に手を動かすことが大事だと気がついて、SNSでよく見る「手帳時間」「手帳タイム」の意味を理解できた気がします。全然完璧じゃないけどこれからも気長に続けていきたいことのひとつになりました。