サハラノコト

好きなことを探して生きていく

【本の感想】自分を変えたいと悩み続けている人におすすめ|行動のきっかけになる本

自分を変えたい!

もっとすごい自分に変わりたい!

 

ふと、こんなことを考えることはありませんか?

私はここ数年ずっと思い続けています。

でもなかなか変われない…

もはや永遠のテーマなのかなあと思ってしまいます。

 

幸せってなんだろう…

 

こんな漫画のようなセリフを吐くなんて

子どものころは想像もしていなかったなあ。

  • 自己啓発本を読んだり、成功している人のSNSを見てるけど同じようにできるはずがないと思っている
  • やろう!と決めるけど結局何もできていない
  • 結局変われないという現実…でもやっぱり変わりたい泣

モヤモヤとずっと立ち止まっていた私ですが、今回ご紹介する本『私はただ、「生きてるー!」って叫びたいだけだったんだ』大鈴佳花著の内容を実践してみたら、「なんだか変わっていけそう」と少し手応えを感じることができました。もし、同じように悩んでいる方の参考になればと思います。

ふんわりとした印象の表紙。なのに著者は「未来覚醒スペシャリスト」

優しい雰囲気のイラストに惹かれて本屋さんで偶然手に取りました。パラパラ〜っと内容を見つつ、著者の紹介をみると「未来覚醒スペシャリスト」の肩書き。

 

え、怪しい…(大鈴さん、すみません)

 

スピリチュアル系は全く興味がなく、普段ならすぐに棚に戻してしまうところですが、せっかくだし、と軽く内容を読んでみるとなんだか心に刺さる。思わず買ってしまいました。

 

物語は、仕事はトップの成績、東京タワーの見えるマンションに住んでブランド品で身を固める、成功しているように見える生活から一転、整体の施術ミスで寝たきりになってしまった主人公とその「大佐」の対話形式で進みます。引き寄せの法則をストーリーで解説している感じでしょうか。主人公が魂の存在を怪しがったり、大佐に告げられたミッションを葛藤しながら自分や家族と向き合っていく姿が、とても読みやすいのにハッとする気づきを与えてくれます。

自分を変えるために実践しようと決めたこと3選

主人公が実際に行動することで人生がどんどん変わっていきます。と、言っても主人公は本の中ではずっと寝たきりのまま。正しくは考え方や捉え方を変えたことで、人生が全く違ったものになっていきます。

具体的な行動落とし込みやすい内容だったので、早速いくつか実践してみることにしました。でも私はいつも結局「やらない」「続かない」。

こんな私でもできそうなことと、それを実践するための具体的な方法

 

⒈すぐに叶う願い事を毎日ひとつ実現させる

願いには2種類あるようです。

  1. すぐに叶う願いごと
  2. 時間をかけることで叶う願いごと

 

2種類のうち、「①すぐに叶う願いごと」とはいっても毎日とはなかなかスパルタ。でもこれが変わるきっかけになるならと、決意しました。

最近始めたバレットジャーナルを活用してみます。バレットジャーナルを使う目的は2つ。1つ目は、ついつい面倒になって忘れてしまわないようにするため。2つ目はどうやって決めた願いを叶えるか具体的な方法を書いておくため。これでなんとなく流れてしまうことを防ぎます。記録するタイミングは寝る前、または当日の朝。日々の記録をつけるページを活用していきます。

  • おいしいケーキを旦那さんと一緒に食べたい(夕食後に食べられるように準備する)
  • キレイな部屋で過ごしたい(昼食を食べたら玄関とキッチンの床をクイックルで拭く)
  • スタバでコーヒーとスコーンを食べたい(今日の夕方、スタバに本を持っていく)

恥ずかしいですがこんな感じになりました。手帳が習慣になりつつあるので、今のところはこの方法で続けていけそうな感じがします。

 

何日か続けてみた感想としては、なかなかいい感じ。願い自体は小さすぎるくらいのものですが、「できた」「叶った」という実感が前向きにさせてくれて、なんだか気持ちいい。今まで意識することがほとんどなかった「自分でコントロールできている感じ」を実感することができます。私のように、気持ちはあるのに行動する勇気がでない人におすすめできる方法だなと思いました。それに、体調が悪いときは「ゆっくり休みたい」という願いにしたら何もできない罪悪感が薄れそうな気がします。

行動のハードルを下げても叶ったあとは少し自信が持てるし、何かすることに対して慣れていくには効果がありそうです。

「②時間をかけることで叶う願いごと」についてはもう少し考えようかなと思っています。

2.自分の才能を発揮するためには両親を認める

自分の才能なのに、両親を認めるとは??一見関係なさそうと思ってしまいましたが、私たちは親を選んで生まれてきていて、自分になるためには親の存在が必要。自分の才能も親から引き継いで生まれてきているから、親を否定することは自分の才能を否定することと同じというような内容でした。

正直、親との関係はあまり良くないので、思わず身構えてしまうテーマです。でも、自分の才能とはなんなのか、そもそもあるのか??と迷走中。なので、おとなしく先人の言葉に従うことにします。

母はいつも優しくて一歩引いた対応のできる人。でも自分の中でどうしても譲れないギリギリのラインはもっていて、きちんと言葉を選んで伝えるところがすごいなあと思います。

反対に父はカッとなると一線を越えた言ってはいけない言葉もうっかり出てしまう人。それが苦手で「話せばわかる」なんて夢の中の話かと思っていました。でも心の中では自分の行動を反省したり家族を守るために大変な仕事も毎日コツコツ取り組むことのできる人。

…今までいいところなんて探してもないと思い込んでいたけど、そんなこともないのかもしれません。ダメなところもあるけど、いいところもある。私自身だってきっと同じですよね。向き合うことを避けてきたテーマですが、これからは突っぱねないで進んでいこうと思います。

3.尊敬と嫉妬の違いを理解して、冷静になる

周りの人やSNSで人気の人と自分を比べて、他の人ってなんだかすごい・できる!と感じることってすごく多いです。「私とは違う😭」と思ってしまっていましたが、朗報です。誰かの尊敬できる部分は自分もその素質を持っているというのです!理由は、「すごい部分の存在がわからないとすごいと認識できない」から。とてもざっくりとした説明ですみません。自分にも「すごい」部分の種が眠っていることに気がつくきっかけになれば勇気がもてそうです。

反対に、嫉妬しているときは相手の背景が見えていないことが多いそうです。活躍する有名人やスポーツ選手、仕事の同僚。どんな人も積み重ねてきた経験があるから今の結果があるのに、その見えない努力を見ようとしなければ、良くない捉え方をしてしまう。

憧れと嫉妬は、似て非なるものなんですね。こういった違いを知ることは揺れる自分の気持ちの奥にある本当の願いに気がつくきっかけになりそうです。

でも、わかっていても難しい。まずは気持ちが動いたときにバレットジャーナルに書き留めておこうと思います。嫉妬してしまう自分のことも書き出すことで冷静になって、本当に自分が考えていることが事実なのか見つめ直すきっかけになればいいなあ。

幸せとは「成長すること」

幸せについてこんなにはっきりと定義される本ってめずらしいのではないでしょうか。自分の中でモヤモヤ考えてたどり着けなかった答えがなんだかあっさり書いていました。でもなんだか腑に落ちる感じもあります。

モノがあっても

誰かといても

求められたとしても

やっぱり、ずっと同じところにいたら幸せって感じられなくなりますよね。私もずっとずっと立ち止まっているか同じところをぐるぐると回っているような感覚で何年も過ごしてきたように思います。だからこそ考えるほどに納得してしまう言葉でした。

成長とは流動的なものです。常に変化しているものを形としてつかむことは難しいもの。自分で意識して感じ取らなければ空気のように漂っていることすら忘れてしまいます。同じく、成長の境界線も同じようにグラデーションになっています。昨日まですごくないのに、今日からは超人的!っていうことはありえない奇跡ですね。だから、だんだんと濃くなっていく成長の道を辿ることが必要で、いきなり大きなゴールを求めるよりもその途中にある中継地点での景色を楽しんでいく。成長する過程を楽しむことで人生が充実して幸せを感じることにつながるのでしょうか。

「人生は各駅停車」

先人たちはやっぱりすごいですね。

いろいろと考えすぎるとため息ばかり出てしまうので、まずは実践しようと決めたことをコツコツと楽しんでいこうと思います!

 

□■□ZARD『無我夢中』□■□

人生は各駅停車 ゆっくりでもいいよね

ただ予定調和な運びとならないように

日々 感性の扉 開けていたいと思います