リネンのエプロン、どこで買えばいいの??
「エプロンを買おう」
そう思い立ってから1ヶ月ほど悩んでいます。キッチンに立つと水や油、トマトソースなんかも飛ばしてよくヒヤッとするし、暖かい季節は白やベージュなど淡い色の洋服を着る機会が増えてくるから汚れが心配。そのストレスから解放されるためにエプロンを購入しようと考えまています。
家でしか着ないけれど、せっかく買うなら扱いやすくて気分の上がるものがほしい。そこで目をつけたのがリネン生地のエプロンです。リネンの優しい色と生地感が素敵で、キッチンに立つ気分を上げてくれそうです。
でも、いろんなお店のいろんな種類があって迷ってしまって💦シンプルなデザインが主流ということもあって各メーカーの比較が難しく決められずにいます。同じように迷っている方もいらっしゃるでしょうか??
いろいろとリサーチする中で3つに候補を絞ったのでご紹介しますね。リネンについて既にご存知の方は ”おすすめのリネンエプロン3選”から読んでみてくださいね。
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【こんなリネンエプロンがほしい!】
- 色:ベージュやグレーにに近いナチュラルカラーのもの
- 形:胸から膝まであるフルエプロン
- 価格:1万円以内
- 購入方法:ネットで買える
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リネンとは??
そもそも、「リネン」とは。
素材自体はよく目にしますが、何なのか??
麻やリネンとはどんな素材か?
「麻」とは広い意味ではアサ科アサ属の植物、または植物の表皮の内側にある柔らかい繊維を指しますが、狭い意味での麻は「リネン」「ヘンプ」「ジュート」など数十種類以上存在する大麻草を指します。
現在、日本では「麻」と表記できる繊維は「リネン」と「ラミー」の2種類だけと決められており、リネンはフランス語で「リンネル」、日本語では「亜麻」として知られ、ラミーには「苧麻(ちょま)」という名称がつけられています。
リネンや麻の繊維には特有の張りがあり、肌にもよくなじむため古代から衣服や日用品に用いられてきました
つまり、「麻」という認識で良さそうです。紛らわしいものに「ヘンプ」という素材もありますが、原料となる植物の種類が異なります。
ヘンプは麻科の大麻から作られます。生地が密になっているので、優しい肌触りだけど肉厚でしっかりした洋服が多い印象です。
対して、リネンの原料は亜麻科の亜麻。春夏にぴったりの軽やかな生地でナチュラルな風合いが特徴です。ちなみに原料の状態ではフラックス、糸になってからはリネンと呼ばれるそうです。(秋向けのリネンもありますが今回は割愛)
リネンの原料「フラックス」
フラックスは春に種をまき、約100日間で80cmから1mに成長します。開花している姿は、滅多にお目にかかれないので、こうして咲いているのを撮影できるのは貴重です。フラックスの花の独特な青色をしており、現地では「フラックスブルー」と表現されているそうです。 基本的には6月に花が咲きます。朝方に花が咲き、夕方にはしぼんでしまい、そのしぼんだ花の部分が種のボールになるそうです。
リネンの花言葉は「感謝」です。
引用元:フラックス畑にて|生地の森
薬品を使わず、昔ながらのとても素朴で手間のかかる作業。
経済的にも環境にも優しいリネンは、使うわたしたちも安心です。
リネンを愛する方々の手によって時間をかけ、
本当に大切に大切に作られていることがわかります。引用元:フラックス畑にて|生地の森
リネン素材で作られたものの値段が張る理由が少しわかった気がします。花言葉もとても素敵ですね。母の日のプレゼントに選ばれる理由はここにもあるのかもしれません。
リネンのメリット
- 水分を吸収しやすく、乾きやすい
- 丈夫で洗うほどに柔らかく風合いが増す
- 抗菌性・防臭効果がある
- 保温性がある
リネンのデメリット
- シワになりやすい
- 30℃以上のお湯で洗うと縮みやすい(乾燥機も注意!)
- 丈夫だけど表面は毛羽立ちやすい
リネンはキッチンで使うメリットが大!!
リネンの乾きやすい・菌が増えにくいという特徴は、キッチン周りのアイテムとしてピッタリな素材であることがわかりました。クシュっとした生地感を考えるとシワとか縮みはそんなに気にしなくても大丈夫かなと。
それにエプロンは毎日使うものなので、コットンのような素材だと乾きにくいことが心配でしたが、リネンなら使い回ししやすそうです!私には少し勇気のいるお買い物なので丈夫で長く使えそうな素材だという安心感もポイントですね。
そういえば、リネン素材のシャツやワンピースにはゆったりとしたシルエットのものが多い印象。きっと縮みやすい・シワになりやすいという特性をカバーして、なおかつ風合いを生かすための作りになっているのですね!汗をかく時期にもぴったりみたいです。
おすすめのリネンエプロン3選
おすすめ、というか私が特にいいなと思った3選です…!取り扱っているお店・メーカー・商品名をご紹介します。
パンと日用品の店 わざわざ
長野県でパンと日用品のお店されている『わざわざ』さん。作り手のストーリーやコンセプト、スタッフさんが使った感想も含めて丁寧に説明されているお店です。インスタグラムも見ていると、遠いお店なので身近に感じてしまって「ここのお店で買いたいなあ」という気持ちになります。『わざわざ』さん自身のために作られたオリジナル商品も販売されていて、シンプルだけどすごく使いやすそうです。
ALDIN(アルディン)のブラウンエプロン
- 実際のパン屋さんで長く使われている=丈夫!!
- スタッフさんが使われている写真のくたっとした使用感が抜群に素敵
- お店のコンセプトも素敵
- 安心の国内生産
リネンアイテムのファクトリーブランドALDIN(アルディン)は、山梨県の機織工場、テンジンファクトリーがスタートさせたオリジナルブランドです。 ALDINの工場は山梨県の富士山の麓に位置しており、富士山の美しい風景や清らかな湧水の中で様々な製品は作られています。長く愛されているヨーロッパのアンティークリネンの生地と出会いリネンを使うことになじみがなかった日本の暮らしの中で使いやすいものをつくりたいという思いからスタートし成長したブランド。その思いを実現するために良質な原材料を用い、布作りから染色、裁断・縫製・刺繍に至るまでを日本国内で小ロット生産しています。
■公式サイト
fog linen work(フォグリネンワーク)
「リネンといえばフォグリネンワーク」というイメージをもつ人もいるくらいの有名メーカー。エプロンの形やカラーが豊富で集めたくなります。キッズ用のかわいいエプロンもあるので、お子さんのいる方はお揃いにできちゃうのも良いですね!公式サイトもありますが、全国のお店でセレクトされていて楽天で買えるもの便利。
リネンフルエプロン ジョゼフ
- オリジナルでつけられているカラーの名前が「ジョゼフ」なんて…きゅん❤︎!!!深めの緑はローリエ、赤はポピーレッド、柔らかいピンクのストライプはミシェルとか…心がくすぐられます
- 胸当ての部分を内側におりこんで、サロンエプロン風にも使える
- 買替え・買い足しに便利
fog linen workの製品は普段使いがテーマです。
シンプルなデザインのキッチンリネンやベットリネン、ウエアなど
そして、fog etc の様々な雑貨。
日々の暮らしに寄り添うたくさんのアイテムがあります。
商品は全てオリジナル。
リネンは毎日使ってザブザブ洗ってお日さまの光で乾かして。
洗うたびに良い風合いになります。ぜひお楽しみください。
Envelope online shop(エンベロープオンラインショップ)
エンベロープは株式会社カフーツさんが運営するオンラインショップ。カフーツさんは”消費者としての「わかっているものを使いたいよね、食べたいよね」”という気持ちをベースに商品をセレクトしたり、作ったりしているお店で自由が丘や鎌倉、大阪淀屋橋、熊本などに実店舗を構えています。
LIBECO(リベコ)|ウェストエプロン「カフェ」
- フルエプロンを探していましたが、こちらだけウェストエプロンです。「カフェ」のシルエットがあまりに素敵すぎて揺れています…!!
- リベコはリベコ・ラガエ社の製品。リベコ・ラガエ社は18世紀頃(!!)から続く老舗でベルギーリネンを代表する会社だそう。国際登録商標もされている信頼のリネンブランド。
- リベコ・ラガエ社があるベルギーのフランダース地方は隣国フランスとの国境に近く、フレンチリネンと並んで高品質のリネンが作られている
LIBECO(リベコ)はベルギーリネンのリーディングカンパニー、リベコ・ラガエ社のハウスホールドリネンのブランドです。ピュアリネンの贅沢さと快適さをリーズナブルな価格でお届けするために、また、何世代にもわたって大事に受け継がれてきた価値と高い品質を次世代に伝えていくために、リベコ・ラガエは常に革新しつづけてきました。
引用元:LIBECO|リベコ
■リベコ|公式サイト
■公式オンラインショップ
※日本ではエンベロープというお店が販売を行っているようです
最後に
どれも素敵で迷ってしまいます。エプロン以外のキッチン雑貨も魅力的でなかなか決められませんが、久しぶりのエプロン生活に今からウキウキしています!お気に入りのエプロンでキッチンに立つのが楽しくなりますように。